飽く他
下書きだけが溜まっている。いつか消そう。
と思ったけれど書き残しておく。
人生は一人称だ。時々三人称チックになることもありますが概ね一人称。
創作物においてどんなあなたでも主人公だよといったそんな感じのことをいう。ひとりひとりに物語があるんだよといった風なことをいう。
そういった時、ああそうだよねという思いとうるさいと思いがぐるぐるする。とはいえ時々であるが。
人生は一人称で私という個人は主人公であろうけど隣人だって同条件だ。
だとするならば、私ような主人公の物語は価値がないように思えるのだった。
私の中では主人公、それでも人のなかであれば脇役ですよとそんな風に思う。
所詮きれいごとだと感じてしまう。日向を生きている人間の思考だと思う。
とはいえ憧れを完全に捨てられてない日陰の人間が私なのだった。
とはいえそのような創作物が嫌いかといえば寧ろ好きであって、ひねくれている。
矛先を他に向けている間は何だか自分が間違ってないかのような心地になれた。
自分は可哀想な存在であるような気持ちで、周りを恨んで救われるようであるのだけれど、その恨み辛みは結局返ってきた。
あなたが正しくてもあなた側にはいけませんということばはひどくぐらぐらと頭を揺さぶってきた。それはとてもすごいことばであったよね。
もう7月になってしまった。季節が猛スピードで駆け抜けていく。
何も分からないけれど何でもない事だけが良く分かっている。
頭が良いひとはどうしてそうなんだろう。