静電気

また5月がきたよ

 

気がつけば、というか気がついていたのにというか、3月上旬になりました。

大分何も書いていなくてどうやって書いていたのだったかなあと思ったりしつつ、特に誰が読んでる訳でもない訳で、気にすることもないであろうと思ったり。

 

つい先日、念願の旅行に行きました。

1泊2日で大分慌ただしい感じでございましたけれど、非常に濃いものになった感があって、非常に満足。文化的な2日間でした、とっても。

何を見てもわあ都会、となってしまうので田舎者であるなあ自分は、という感じ。

地下鉄でさえ非日常的な乗り物ですからね、地中に線路が走ってるなんて凄い、みたいな。公共交通機関を殆ど使わない生活を送っているので、バスとかもね、たくさん走ってるなあ、となるのですね。

後、その為に歩くという行為がとても少ないので、都会に行くとみんな良く歩いているなあと思うのですよね。自家用車がないと生活出来ない、みたいな交通網の県民なので、歩くことが少ない。でも歩くのは嫌いじゃないので楽しかったです、高いヒールだったので地獄を見ましたけれども。

建物もわあ大きい、きれい、みたいな感じになってました。大きい、っていうの結構慣れない気がします。こんなサイズの建物あるか?みたいなことを思いながら。おしゃれであるなあとか、こんな商売やっても成り立つかなあとか、いろんなことをぼんやりと考えていました。

住んでる人にしたら見慣れているそれで、何年かしか住んでなくてもきっと見慣れて、薄れていくものなのだろうけど、ありふれた物事が旅行者からしたらとても目新しいものなのでありました。

その内、 また行きたいね。

 

本は読んだり読まなかったりで何となく読んでいる。

積読本が凄い冊数になっていて眩暈。読書メーターで読みたい本を管理しているけれど、反射的に登録してしまうために本当に読みたい本とはと自問してしまうくらいの冊数となっている。これにも眩暈。

でもそれだけ読みたい本があるというのは良いことなのではと思ったり、思わなかったり。その内、実際に手にとって読む本はどれくらいなんだろうなあとも思うのであるが。

前にちょっと合わないなと思ってた作家さんの本を単行本で2冊買って、思いのほか楽しく、するすると読めてしまった。グロテスクな思考実験、と帯に書かれていて、その通りだなあと思ったりした。とてもすごかった。圧倒されてしまった。

 

映画館にも先月は4度足を運んだ。どれも面白かった。

集中力がないので映画館という映画を観るためだけの場所で観るのが結構好きだ。

人に映画が好きなわけではないよねと言われたのだけれど、その通りだと思った。それを好きとは言わないだろうな、と。

 

思っているよりもすきなものがないのかもしれないと思っている。特にすきなものなんて何もないのかもしれない。

それか、すきだけれど自信がないので理由をつけて、何もない振りをしているのかもしれない。本当にすきなものは隠しておいた方が良い、みたいな気持ちがどこかにあるのかもしれない。

まあどちらでも良いことではあるのだけれど。